2018年6月

『心が動く ~生きる力~』

帰りの会の前は、子どもたちが楽しみにしている読み聞かせの時間です。
毎年4月から6月にかけて、絵本や紙芝居を観ながら寝てしまい、そのまま抱っこで職員室に運ばれ、返るまでの間、職員室のベッドですやすや眠る年少さんやひよこさんの姿がありましたが、今年はみんな体力があるのか、園で寝る人がほとんどいません。
お当番の年長さんと一緒にお手伝いをしたり、モルモットのお世話をするお兄さんたちの姿を、いつか自分も・・・と憧れのまなざしでじっと見ていたりと、年少さんやひよこさんの心も、たくさんの「やってみたい!」で溢れています。
集団生活では遊具の順番、おもちゃの貸し借り、遊びたい人と遊べなかったなど、時には思い通りにならないことがあります。友達との関わりの中で、相手には自分とは違う思いがあることにいつか気付けるようにと、先生は見守ったり、時間をかけて話をしたりとその子に合わせて関わっています。
「困っている友だちの為に」「楽しそう!やってみたい!」「難しそうだけど頑張ろう」など園生活の中で心が動く体験をたくさんしている子どもたち。たくさんの人との関わりや環境を通して、人と関わる力、目標に向かって頑張る力、自分の感情をコントロールする力など、様々な力が育ちます。このようなIQでは測れない内面の力を『非認知的能力』と言い、教育・保育でも大事にしなければならない、生きる上での大切な力です。

暖かくなり、外遊びが心地好い季節となりました。外遊びもたくさんの楽しい発見があり、子どもたちは胸を弾ませ元気に出かけて行きます。
秋さんが手入れをしてくれている芝生は今年もフカフカです。座って何やら遊びの相談をしたり、ごろんと寝転がって空を見上げたり、虫を発見したりと楽しんでいる子どもたちです。神様、そして周りのたくさんの人に受け入れられている喜びを感じながら、子どもたちがこれからものびのびと、力を発揮することができますように。

園長 平野 志穂